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サステナブル・SDGs・エシカル・エコの違いは?簡潔に解説!

2022年2月12日

サステナブル・SDGs・エシカル・エコの違い

この記事では、サステナブル、SDGs、エシカル、エコの意味の違いを解説しています。

サステナブル、SDGs、エシカル、エコ... 全部、なんとなく地球に良いこと、というのは分かる。でも具体的な違いまではちょっと...。

本記事では、似ているようで違う、これらの言葉の違いを簡単に整理しています。

日本では注目され始めたばかりで定義が定まっていない言葉もありますが、少しでも参考になれば幸いです。

サステナブルとは

サステナブル(sustainable)|持続可能な・継続可能な

サステナブルは直訳で、「持続可能な・継続可能な」という意味。サステナビリティ(持続可能性・継続可能性)という名詞とともに、最近よく聞くようになりましたね。

サステナビリティとは、世界中の人々が共に人間らしく生きていくことができる仕組み作りのこと。

「サステナブル」な商品とは、原材料の調達から製造、販売、広報までありとあらゆる段階において「継続可能な」アイテムを指します。たとえば、生産者の健康や正当な賃金を補償したり、地球の残りの資源を考えた製造過程を経ている、などです。

サステナブルについてさらに詳しく知りたいという方は、以下の記事で具体例を詳しく解説していますのでよろしければどうぞ。

つまり「サステナビリティ」という言葉には、自然環境の保護だけを意味しているわけなく、貧富の差や、ジェンダー問題などの解決なども含まれているんですね。

この目標を達成するために、2015年に国連で採択されたのが「SDGs(Sustainable Development Goals|持続可能な開発目標)」です。

SDGsとは

SDGs(Sustainable Development Goals)|持続可能な開発目標

SDGs, Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)
引用:ユニセフ

SDGs(Sustainable Development Goals|持続可能な開発目標)は、2015年9月に国連サミットで採択された、2030年までにサステナブルな社会を実現するために掲げられた国際目標のこと。私たち人類とあらゆる生き物がこの先も地球で暮らせるよう、各国が向き合っていく必要のある共通の目標です。

具体的にSDGsは17の目標と、さらにそれらを細分化した169のターゲットで構成されています。

\17の目標と169のターゲットを詳しく見る/

ユニセフ公式

SDGsの内容は、前身と言われるMDGsを引き継いでいます。

SDGsの前身、MDGs(ミレニアム開発目標)

MDGs(ミレニアム開発目標)はSDGsの前身。

2001年に策定された「2015年までに達成すべき8つの目標」です。

ゴール1:極度の貧困と飢餓の撲滅
ゴール2:初等教育の完全普及の達成
ゴール3:ジェンダー平等推進と女性の地位向上
ゴール4:乳幼児死亡率の削減
ゴール5:妊産婦の健康の改善
ゴール6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
ゴール7:環境の持続可能性確保
ゴール8:開発のためのグローバルなパートナーシップの推進

外務省

MDGsには、極度の貧困と飢餓の撲滅など、開発途上国を支援する目標が含まれ、2015年までにある程度の成果を挙げたとされています。達成状況と、残された成果については、ユニセフHPで確認することができます。

SDGsはこのMDGsの目標を引き継いだ、(MDGsの恩恵が届かなかった人たちも含め)「​​誰ひとり取り残さない」社会を目指す開発目標です

▼ キティちゃんが河野太郎外務大臣にインタビューしている動画。ハローキティチャンネルでSDGs応援シリーズを投稿しています。こうした動画を通して、普段はSDGsやサステナビリティのことなんて考えないなぁ...という人にも興味を持ってもらえるのは素晴らしいことですね。

大臣に歌って踊らせるキティさんのパワー、すごいな...笑

エシカルとは

エシカル(ethical)|倫理的

エシカルな行動

エシカルは直訳で「倫理的な・道徳的な」という意味

なんだか小難しい言葉に聞こえますが、実は当たり前のことでもあります。

法律などのルールとして決められたことでなくとも、良心に従って「人や環境・動物にやさしいこと」を指します。

前述した「サステナブル」という言葉は、個人には少し壮大なイメージですが、「エシカル」はある意味もっと私たち消費者目線に立った言葉と言えます。「人や環境にいいことをしよう」「社会に貢献しよう」という、買い手側の意識です。

環境負荷が少ない・動物実験を行わないなど、自然環境や人、動物、地域のことをきちんと考慮した商品を選ぶことを「エシカル消費」と言ったりしますが、現在の日本でははっきりとした定義があるわけではありません。

例えば「サステナブルファッション」と「エシカルファッション」は、ほとんど同じ意味合いであることが多いです。

エシカルという言葉が使われているときは、「地球や人に良いことをしよう!」という買い手の想いが強調されています。

エシカル●●の例

エシカル●●という言葉が続々と出てきているので、こちらで少し例を紹介しますね。

エシカル消費環境や人、動物、地域のことを考慮した商品を選ぶこと。
エシカルレザー動物を犠牲にしない合成皮革。ヴィーガンレザーとも。廃棄食材を原料としたものもあります。» エシカルレザーを使用したバッグ
エシカルファッション生産者の労働環境、動物実験の有無、環境負荷などを考慮したファッションのこと。» サステナブルファッション
エシカルジュエリー合成ダイヤモンドや、既存の宝石を再利用したジュエリーなど。宝石の採掘を巡る紛争や児童労働、加工段階での健康被害などが深刻な問題になっています。
エシカルウェディングその後も長く保存できるドライフラワーや、オーガニック食材、フェアトレードの引き出物などを取り入れたウェディングの形。招待状やメニュー紙の素材など、他にも選択肢はたくさん!
エシカルコスメ動物実験・児童労働を行なっていない、などのコスメ。100%リサイクルプラスチックを使用するなど、エシカルな包装にもこだわるブランドが増えています。
エシカル就活持続可能な事業を行う企業と学生を繋ぐ新しいプラットフォームです。気候変動対策など環境問題への取り組みはもちろん、ジェンダー不平等など社会問題に積極的に取り組む企業を探すことができます。»エシカル就活

▼ サステナブル|エシカルファッションブランドの選び方とおすすめ。

エコとは

「エコ」と聞くと、環境問題省エネ節約、などの言葉が思い浮かぶでしょうか?

サステナブル、SDGs、エシカルなどの言葉は最近知ったという方も、「エコ」には以前から馴染みがあったかもしれません。

それにしても、エコを接頭語とした言葉って、たくさんありますよね。

エコバッグやエコキュート、エコカー、エコポイント、エコジョーズ、エコ配。

エコという言葉は、自然環境に優しい、省エネなど良いイメージと強く結びついているので、様々なサービスの名前に含まれていたりします。

でも、その本当の意味、しっかり説明できますか?

エコ|エコロジー(Ecology)・エコノミー(Economy)

「エコ」は、生態学・自然環境を意味する「エコロジー(Ecology)」を略した言葉。

現在では「環境に優しい」という意味で使われることが多いです。

生態学とは生き物と環境の関係性を研究する学問。私たち人間の生活が地球温暖化を引き起こしたり、食生活によって絶滅危惧種が増えたり、そういった因果関係を科学しています。

自然環境を記録し調査して対策を考える、とても重要な学問ですね。

ここから派生したのが、「エコ」です。

もともとエコロジー(生態学)から派生した「エコ」という言葉は、おおよそ皆さんが想像している通り「自然環境に優しい」という意味で使われています。「サステナブル」が指し示すような、人の権利や生活の質向上などは(定義としては)含んでいません。

また現在では、「エコノミー(Economy)」の略として使用されることもあります

経済と環境、一見遠い意味のように聞こえますが、実は密接に関わっているもの。

経済発展のために環境を破壊してきたり、資本主義の中で利便性を追求するあまり資源を枯渇させてきました。

エコという言葉に、「省エネ」「節約」「安い」のようなイメージも合わさっているのは、エコロジーという使われ方も混じっているためですね。

エコの具体例

ー個人で取り組むことができる「エコ」な行動には、こんなものがあります。

  • ゴミを分別する(リサイクルできるものは別に分ける)
  • エコバックを持参する(レジ袋をもらわない)
  • 積極的に詰め替え用を活用する
  • マイボトルを持参する(ペットボトルを買わない)
  • 簡易包装を心がける
  • エアコンの温度を調節する
  • こまめに電気を消す
  • 質の良いものを長く使う

また、少しハードルが上がるものでは、

  • ゴミ拾いの活動に参加する
  • 自宅でコンポストを実践する
  • 太陽光発電を取り入れる

現在では、自宅で簡単に取り入れられるコンポストキットや、ゴミ拾いコミュニティがあります。自分が興味を持ったものから、無理なく始めてみましょう!

▼ 環境に配慮したマイボトルと、後悔しない選び方を紹介しています。

あわせて読みたい

サステナブル・SDGs・エシカル・エコの違いを理解して、「自分ごと」に。

サステナブルやSDGsという言葉は、普遍的で個人には少し壮大な言葉かもしれません。

しかし、意味合いはエシカルやエコと重なる部分も多くあります。

一人一人が地球環境と人に優しい行動を心がけることなしには、明るい未来は無い!

エシカル消費やエコな行動を通して、サステナブルな社会・SDGsの達成を目指しましょう!

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