本記事ではこんな疑問を解決します。
- 梅シロップ・梅ジャムの作り方は?
- つくったシロップが泡立っているけど問題ない?原因は?
- 既に熟してしまった梅はシロップにできる?
- 傷んでいる梅・完熟梅の別の使い道は?
梅シロップは一度つくってしまえば、炭酸やお酒で割ったり、ヨーグルトにかけたりと色々使えてとっても便利!
傷んでいる梅も使える部分だけ切り取ったり、熟れすぎている梅は梅ジャムにしたりして消費すればOKです。
是非作り方を参考にしながら、梅シロップづくりにチャレンジしてみてくださいね。
梅シロップ・梅ジャムの作り方
うちでは、青梅や比較的綺麗な梅をシロップに、完熟に近い梅を梅ジャムにしています。
梅シロップの作り方
必要なもの
- 青梅500g
- 氷砂糖500g
- ★消毒用★アルコール
70〜80度の消毒用アルコールがあれば◎
飲み残しのお酒(最低でも40度以上)でもOK - 3L保存瓶
(入口が広めで密閉できるもの)
青梅:氷砂糖=1:1になればOKです。
今回はおおよそ500グラムずつでつくりました。
梅と氷砂糖500グラムずつで、600〜700mlくらいの梅シロップができます♪
使用している瓶はこちらです。0.5L、1L、2L、3L、4Lの展開があります。金具部分も取り外しやすく洗いやすいのでお気に入りです。
大きな保存容器にシロップを入れるようなら、シロップをすくう用のレードルもあると◎ ↓以下のような感じで丸みがあるのが良い。しっかり角があるものだと洗いにくい。
では、作り方です!⇩
① 梅の剪定
比較的綺麗で固い青梅をシロップ用に選びます。
私は黄色くなってしまっている梅(写真の程度)もシロップに使っちゃいましたが...問題なくおいしかったです。
(傷みが進んでいる梅や熟しすぎて柔らかくなっている梅は処理して梅ジャムに。)
② ヘタを取り除く
梅の黒いヘタを爪楊枝などで丁寧に取り除きます。
梅を傷つけないように注意!
③ 洗い、水気をしっかり取る
ザルに入れた梅を綺麗に洗います。
キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。
ここで水気が残っていると雑菌が増殖してシロップが発酵する原因になります。
ヘタを取り除いた部分の水気までしっかり拭いてください。
時間があれば、日の当たらない室内で1〜2時間乾かします。
④ 保存瓶の消毒
煮沸消毒したいところですが、瓶が丸ごと入るような大きい鍋がありません。
しかも瓶の耐熱温度も心配です。(熱いものを入れた後急激に冷やしたり、急な温度差を与えるとまずいです)
割れたらどうしよう。なんとなく怖い。
というわけで、アルコールで保存瓶を消毒しました。
(カビることもありませんでした)
まずは食器用洗剤で普通に洗って乾かします。
次にアルコールで消毒です。
アルコールをキッチンペーパーに含ませ、瓶内部・入口パッキン部分なども入念に拭き取ります。
その後、完全に乾かしてください。
正直、うちはいつも飲み残しのウイスキーで消毒します(多分良くはない)が、カビが生えたりそういうことはありません。
一応自己責任ということで。。汗
余裕がある方はこういう消毒用エタノールを使うと安心です。普通のドラックストアに売っていると思います。
⑤ 保存瓶に詰めていく!
消毒した瓶に、梅と氷砂糖を交互に入れてください。
あとは冷暗所で保管!待つ!
⑥ 時々瓶を回す
半日〜1日経つと氷砂糖が溶けてくるのが分かります。
1日に2〜3回、瓶をぐるぐる回して梅を濡らしてください。
氷砂糖がうまく溶けやすくなります。
3週間〜1ヶ月程度でちょうど美味しく飲めるシロップになります。
お急ぎの方は2週間くらいでもOK。
少し底に氷砂糖が残っていますが、今回は3週間で梅シロップ作り完了とします!
▼3週間経過
⑦ 梅を取り除き、完成!
1個1個梅を取り除きます。
このままだと瓶が大きすぎて保管に不便なので、小さい瓶に移して保管してます。
\完成/
▼ 保存瓶はこれを使ってます。留め具も使いやすく容器も頑丈、見た目もオシャレでいい感じです。注ぎ口が細いので使う時も便利。
梅ジャムの作り方
① 傷んでいる部分を切り取る
ちょっと傷んでいたり、熟しすぎてしまった梅たちを使います。
傷んでいる分を切り取りましょう。
② 梅を火にかける
※梅の酸で変色しないよう、鍋は本来ホーロー製やガラス製がいいです。。
水の状態から梅を入れてください。
中火にかけて、ゆっくりと混ぜます。
グツグツならないように注意!
鍋の底にプツプツ気泡があわられてきたら鍋の水を捨て、新しい水で再び火にかけます。
これを、黄色い梅なら1~2回、固い青梅なら2~3回繰り返します。
しっかりアクを取りましょう。
③ 種を取り除き刻む
茹で終わったら水気を切って冷まします。
その後、種を取り除き包丁で細かく刻みます。
④ 砂糖を加えて煮る
鍋に果肉を加え、砂糖を少しずつ加えながら中火にかけて混ぜ合わせます。
焦げ付かないよう、絶えずかき混ぜながら煮る。
⑤ 熱いうちに保存容器へ
煮立ってきたら、弱火で5分〜10分ほど煮ます。
梅の種類や熟し加減によって酸っぱさが変わるので、味を見てお好みで砂糖を足してください。
私は酸っぱめ、果肉残しが好きなので、あまり煮詰めませんでした。
熱いうちに保存用器に移して完成です!
つくった梅シロップが泡立っている
ほんの少しの泡立ちなら問題なし
つくったシロップが泡立っていると心配ですよね。。
うちの梅シロップも表面に多少の泡が。
梅シロップは多少発酵することがあるので、 この程度の少しの泡なら対処せずとも問題ありません。
開けた時に少しプシュッとガスの抜けたような音がすることも。
少し発酵した梅シロップは梅酒(アルコール)のような香りがしますが、これも問題ありません。
時間が経つと落ち着きます⇩(保存しやすい容器に移しました)
※こちらの容器
泡の原因は消毒不足や青梅の水分
梅シロップが泡立ってしまうのは、
- 容器が消毒不足だった
- 青梅の表面に余分な水分が残っていた
- 砂糖の純度が低かった(氷砂糖の方が砂糖より純度が高い)
などの理由で梅の常在菌が発酵してしまうことが原因です。
シロップを作る前に、この辺りにはしっかり注意したいですね。
梅シロップが泡だった時の対処法
加熱して発酵を止める
梅の実を取り出し、シロップのみを加熱処理します。
煮立たせないようにアクを取りながら、15分ほど加熱します。
シロップが冷めるまで待ち、改めて殺菌消毒した保存容器に移します。
(梅は戻さないでください)
その後は冷蔵庫で保管してください。
梅シロップを加熱する際は、ホーローの鍋や土鍋、ステンレス、フッ素加工のお鍋を使いましょう。
熟れた梅や傷んだ梅はどうする?
傷んだ部分だけ切り取ればOK
こんな感じで傷んでいる部分だけ切り取れば、残りの部分は使えますよ。
せっかくの梅なので、できる限り使いたいですよね。
訳あり梅は梅ジャムにする
シロップに使えない梅は梅ジャムに。
部分的に切り取った梅や、黄色く熟しすぎた梅を集めて活用します♪
梅シロップ・梅ジャムの楽しみ方
材料は梅と氷砂糖だけで、つくるのも簡単です。
そして、梅シロップはとても万能!
水や炭酸、アルコール類や牛乳などの飲み物と割るのはもちろん、ヨーグルトに乗せて食べるのもおすすめ。
夏にはかき氷にかけても楽しめます。
いずれも、割合はお好みで!
自家製シロップを常備して、いつでも爽やかな梅を楽しみましょう♪
★☆夏特集☆★